知的財産管理1級
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平成30年 第5問 知的財産管理1級(ブランド専門業務)
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2024/11/22 21:08
平成30年 第5問 知的財産管理1級(ブランド専門業務)
ガラスメーカーX社は,クリスタルガラスを使用した新たな食器ブランドの立ち上げを予定しており,ブランド名を「PASSERO」にしたいと考えている。X社の法務部の部員甲は,新たなブランド名の商標出願前に先行商標調査を行うため,事業部担当者に予定されている使用状況を確認している。ア~エを比較して,事業部担当者の発言を受けての甲の発言の空欄 [1] ~ [2] に入る語句の組合せとして,最も適切と考えられるものはどれか。
事業部担当者の発言
「ブランド名は『PASSERO』で『パッセロ』と読みます。実際にメインで使用する商標は『PASSERO』の語頭『P』と語尾『O』を大きく図案化したロゴになります。
商品や包装用の箱等にはロゴのみを付しますが,ロゴのみですと図案化した『P』と『O』は文字として認識されず全体から欧文字『PASSERO』と把握されない可能性が高いので,パンフレットや店頭の商品紹介のプレートにはロゴに加えて『PASSERO』や読みの片仮名『パッセロ』の表示を行うことになると思います。また,食器類での売行が好調であった場合には,同じクリスタルガラスを使用したシリーズとして,ペーパーウェイト等の文房具類も販売したいと考えています。」
甲の発言
「商標については,欧文字『PASSERO』と読みの片仮名『パッセロ』の両方を使用する前提で調査を行います。欧文字については, [1] 。また,調査対象とする指定商品については, [2] 。」
(参考情報)
「食器類」:第21類/類似群コード19A03
ペーパーウェイト等の「文房具類」:第16類/類似群コード25B01
ア
[1] =ブランド名『PASSERO』のみを調査すればロゴもカバーできるので問題ありません
[2] =第21類の『食器類』についてのみ調査を行います。将来的に販売希望のペーパーウェイト等の文房具類についても,食器を主とするシリーズの一環としてカバーできるはずです
イ
[1] =ブランド名『PASSERO』のみを調査すればロゴもカバーできるので問題ありません
[2] =第21類の『食器類』に加え,将来的に販売希望のペーパーウェイト等に関しては第16類『文房具類』についても調査する必要があります
ウ
[1] =ロゴからは『PASSERO』とは把握されない可能性が高いとのことですので,本来のブランド名『PASSERO』に加え,ロゴにおいて文字として認識される『ASSER』部分や図案化する部分についても調査の検討が必要です
[2] =第21類の『食器類』についてのみ調査を行います。将来的に販売希望のペーパーウェイト等の文房具類についても,食器を主とするシリーズの一環としてカバーできるはずです
エ
[1] =ロゴからは『PASSERO』とは把握されない可能性が高いとのことですので,本来のブランド名『PASSERO』に加え,ロゴにおいて文字として認識される『ASSER』部分や図案化する部分についても調査の検討が必要です
[2] =第21類の『食器類』に加え,将来的に販売希望のペーパーウェイト等に関しては第16類『文房具類』についても調査する必要があります
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2018/05/26 21:03
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